日本や欧米諸国などの先進国では、A型、B型肝炎以外ではC型肝炎という認識ですが発展途上国では、E型肝炎が蔓延しています。
あまり聞きなれないですね。
E型肝炎は、A型肝炎に比べて致死率が10倍という報告があります。
また、妊婦の場合だと20倍にも達します。
E型肝炎の病原体は、HEVと呼ばれるウィルスです。
先進国では、E型肝炎患者が散発的に発生しますが、
後進国から持ち込まれたお土産がや渡航歴がある人からの感染がほとんどでした。
でも近年では、渡航歴がない人や海外のお土産を食べていない人からもE型肝炎ウィルスが
発見されています。
原因は、イノシシの肉や豚レバーなど野生動物からの感染です。
これは、日本にもHEVウィルスが土着したと言ってもいいでしょう。
ワクチンはまだまだ開発の段階ですので、予防することが大切です。
生肉を食べない。生水を飲まない。
十分加熱することで防げますので、特に後進国へ行った際には、加熱したものを食べるようにしましょう。
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